『学ぶための対話』その4

・「ニワトリタマゴ問題」あなたならどうしますか?との問い.

私は,理解した?と思ったら,問題解いてみます.つまり覚えて使ってみようという態度です.問題に躓いたら,定義や定理に戻ります.理解が深まるごとに,頭に残る(覚える)割合も高くなってくると思います.直線的ではなく,スパイラルです.

…こう書くとただの優等生的模範解答みたいですね.

「僕」が考察した通り,「理解」の仕方は人それぞれで,さらにその表現の仕方も十人十色です.だからよく「生徒の躓きポイントを想定してそれを押さえて解説すべし!」とか,予備校の先生あたりから聞くのですが,いくら準備してもそれにしっくりとこない生徒がいるわけであり.そしてこちらが予防線張ったところがちょうど躓きポイントだった子は,予防線のおかげで躓かないで越えちゃったりするわけで,だから逆説的にどこが理解のネックだったかわからないままです.

最近の授業から.

積分は項別で計算するといいよ~

→みんな項別で取り組んでくれた!

→面積計算に入る

→例題のポイントを説明して立式まで行ったら「あとは積分計算」と生徒に投げた

→教科書の例題が項別積分じゃない!方で示してある

→みんな項別積分じゃない!方で取り組む…

私の授業なんてそんなもんですよぅ.全員答え合わせ終わった後一応「こうやったよねぇ」と言ったら「あぁ!そのほうがミス少ないってやつですね.どおりで計算ミス多かったなぁ」なんて反応なんだけども.