【公開授業はゴールではない】小林昭文先生のブログ

http://a2011.hatenablog.com/entry/2019/09/29/092224

公開授業に向けて準備をすると,自分としては非常に気づきが多く(特に教材に関して)勉強にはなるのですが,ご指摘の通り終わるとホッとして気が抜ける,そして公開授業への準備にかかりすぎ「その直後」の授業への準備が抜けたりして,平均するとマイナスになっているかもしれません。先日,公開授業をやって,そのあと2コマ連続だったのですが,気持ちもふわふわして,まさしく上記の通りになってしまいました。

上記ブログからの引用

普段の授業を見に行くと、公開授業とは異なることがたくさんあります。例えば、「始業時間に遅れていく先生」もいます、「前の時間の積み残しをやらないでスタートして生徒に指摘される先生」もいます、「なんだか機嫌の悪そうな先生」もいます。まあ、そんなことは普段の学校では時々起きることです。私も大胆な授業改善に踏み込む前には、そんなことはしばしばやっていました。(大きく変えてからは、そんなことは皆無になりました。全てが緻密な計画に沿って進み始めたからです)

引用終わり

最後の「授業改善に踏み込んだ後は上記のようなことは皆無」というのが理想…自分の授業改善は中途半端なのがよくわかります。

朝イチの授業は遅れがちです。SHRに時間をかけすぎです。イレギュラーな事態が発生して長引くこともありますが,今振り返れば自分が時間コントロールを工夫すれば(できそう)大丈夫そうです。明日から取り組みます。

「積み残し」が発生するのは1コマの計画が甘いからです。つまり年間の授業計画が詰め切れていないから。パワポでコンパクトな説明をし,演習をし,振り返りという授業をしようとすれば,1コマでどこまで進むか明確になっていないといけない。そのためには年間何コマ授業ができて,教科書のどこまで,いつまでに終わるのかが計画されていなければならない。そしてそういう授業の準備をするためには授業者が教材とその教授法の組み合わせを適切に選択し構築していく力を持っていることが必要。先日の講演会で聞いた「逆算した教材研究」にほぼ同じことになってきます。

小林先生のALに挑戦してみて,実感して,自分の中で大きく変わったのは,「毎回の授業」で実践できるように,「毎回の授業」の質を上げ,「毎回の授業」で生徒が主体的に学習できるようにする,という視点を得たことです。

うまく文章にできないのですが…本当に小林先生の本に出合って,自分自身の授業に対する考え方やスタンスがものすごく変わったので,アウトプットしておきたいのです。