数学の授業

【生徒の心に火をつける】今日は複利計算の授業を,単利と複利の紹介から始めて自作プリントでやったのですが,見切り発車で教材研究が甘く,アクティブにする仕掛けもできず居眠り続出の授業になってしまいました。そんな中でもK君やその近辺が「わかんねーよー」とか言いながら一生懸命計算してくれているのがうれしかったです。精進します。教師は生徒によって生かされている。

【数学の授業の理想】どこかで読んだのですが,教科書がなくても授業ができて,教育課程の内容をきちんと教えられる内容ができれば最高,とあって,理想だなぁと憧れをもちました。教育課程上の数学の内容を深く自分のものにしていれば,そこから具体例を作りさえすれば広く深い授業展開ができます。問題も適切なものを選択したり,自作問題で授業をするのも自由自在。

自分の高校数学の理解が浅いから教材研究に付け焼刃感がまとわりつく。ワークシートを作っても,印刷したそばから改善すべき点に気が付いたり,授業で思うように生徒に理解を促せなかったりと,何か失敗するために作っているような。学生のときや若い時分に不勉強だったのが本当に悔やまれてなりません。40代半ばで惑ってばかりです。

【授業者スキルと担任スキル】クラス担任としての仕事に精神面のエネルギーと,時間を使って(使いすぎて)しまうことが多いです。小林昭文先生がブログで,授業者スキルと担任スキルは対立する,というようなことを確かお書きになっていたように思います。小林先生の定義する2つのスキルと,その相違点と,対立を乗り越えるための手立てをぜひ伺ってみたいと思っています。「バランスが大事」と自分でも言ってしまうことが多いのですが,バランスって何よ?と…自分自身でも言語化していきたいと思います。