教師が使えるカウンセリング

【自分の辿ってきた道がばっちり書いてあった】ちょっと前の本ですが

教師が使えるカウンセリング (シリーズ・学校で使えるカウンセリング)

教師が使えるカウンセリング (シリーズ・学校で使えるカウンセリング)

 

 シリーズの1巻目。

「はじめに」と「1 教師だからできるカウンセリング」を,諸富祥彦先生が書いていらっしゃいます。この内容が全く持って今の自分,これまでの自分の心理状態の推移がそのまま書かれているのです。びっくりして,しっくりきて,すこしほっとして,そしてまた頑張ろうと思いました。「技術修得の段階」から「自己成長の段階」へ…私はカウンセリングとALの両方からその道を歩んでいる真っ最中です。

内容も,教師が学校で生徒に対して実際に使う場面を想定して,さまざまな理論の紹介,生徒指導主事や養護教諭としての対応,保護者対応,チーム援助,スクールカウンセラーとの連携,教師のメンタルヘルスまで,幅広くカウンセリングの視点で論じています。(職員室のいじめの事例もありました。)参考文献もたくさん紹介されています。編集代表の諸富先生の先生は国分康孝先生です。国分先生のエンカウンターの本を新採用のときから愛用しています。

この本の中で特に,SFAと,その一部である解決志向ブリーフセラピーに興味を持ちました。森先生の本,ブックレット1冊は読みましたが,もう少しいろいろ学んでみたいです。明るい気持ちになれることが何よりいいと思いました。

いい本だと思うのですが,amazonのレビュー,ないのですね…

しばらく度々見返す本になりそうです。第2巻(学級経営と授業で使えるカウンセリング)も読んでみたいと思います。

学級経営と授業で使えるカウンセリング (シリーズ・学校で使えるカウンセリング)

学級経営と授業で使えるカウンセリング (シリーズ・学校で使えるカウンセリング)