『学ぶための対話』から その1

11ページ,ノナちゃんのセリフ

「意味があるって,知らなかった..oO」

13ページ

「グラフがもう描いてあるのに,考えるの..??」

以前の勤務校では結構同じようなことを言われていたように思います。今はこのように正面から言ってもらう機会はあまりないですが,言えないだけかもしれません。先生はまさか意味のないことはやらないだろうとか,覚えてないけど習ったかもしれないから言えないとか,そういう理由で言わないだけかもと想像します。

 

「意味がある」って思っていないものを,勉強したり覚えたりしなくちゃならないのって,それこそ「意味がない」ですよね…

16ページ

「暗記…暗記しますか..?」

生徒が「これ暗記したほうがいいですか?」と聞いてくるときは(数学苦手な生徒ほど)どのように応答したらよいのかすごく迷います。暗記しなさい!と言ったほうが安心する生徒もいるのですよね。生徒の質問の仕方によって(何を意図しているのか聞きだして)返答のニュアンスを変えています。一つ一つの意味をしっかり追いながら覚えよう,というときと,とにかく覚えて使いながら考えてごらん,などと言うときもあります。ノナちゃんと僕の会話はこのあたりの思考を本当によく言語化してあるなあと,結城先生の筆力に脱帽です。授業中の自分の頭の中が描いてあるように思えました。

しばらくじっくり読み進めて(一度ざっとは読みました)インスピレーションをうけたところをつづっていきたいと思います。