数学ガールの秘密ノート『学ぶための対話』

予約して本を買ったのは久しぶりです。ケイクスの連載でいくつか読んでいたので,書籍化したらぜひ買いたいと思っていました。

「数学が分からない」というのをこれでもかというほど言語化してくれて,ノナちゃんと僕との対話で語ってくれています。「点の色」が気になってしまう,なんて,はっとしました。きっと生徒もこういうのを繰り返しているんだろうと想像できました。結城先生の思考を言語化する能力の高さに脱帽です。ノナちゃんの疑問を大事にして教えたいな,と思います。僕が説明し始めると早口にまくし立ててしまう,というのはそのまま自分にも当てはまっていて,反省しきりです。圧がつよいよー

生徒一人一人,きっと引っかかるポイントも違うのだろうし,けれどその中で多くの生徒が引っかかるところもあるのだろうけど。一斉指導にこの本のことを活かすとしたらどうなるかな?

授業ではやっぱり一人ひとりが考える仕掛けを作っていくことが重要なのだろうと思います。自分が自分の先生になる。『いかにして問題を解くか』の問いかけを自分でできるようになること。そのために,の具体化。