アクティブティーチャーの方々をみるにつけ

自分の方向性の定まらなさ.教育相談,カウンセリング,臨床心理学,統計学機械学習Excelアート,数学アート,プログラミング,アクティブラーニング,数学教授法,大学入試問題,大学の数学,実社会での数学を見せること,自分の数学の知識を深めること,自分の問題解く力をつけること,Googleレベル2への挑戦,部活の支援,どれを柱にするのか,集中したほうがいいのか?いろんな研修に首つっこんでいる.毎回すごく気づきはあるのだけれどそれを活かせているのかどうか.

自分の子供へのエネルギーが歪んだ方向に出ている.

この本を読みました.

 「教育の失敗」ってグサッときました.自尊感情を高めすぎだと言いながら自己評価を高め,などと別の場所で議論をすり替えて自己正当化しているような記述がところどころ見られますが,少年たちが非行を繰り返すのはそもそも認知機能が低いからだ,という指摘には納得できます.著者が教え込もうと一方的に講義しても全く聞かないので,やけになって君たちでやってみな,と生徒側に回ったら子供たちがいきいきと積極的に活動し出した,というくだりはまさしくアクティブラーニングの効用だなあと感激しました.自分の授業を念頭においてみると,レディネスの不足とか,個別(学習)支援計画をもっと多くの生徒に提供すべきだな,とか,そもそも学習計画を自分で立てて創意工夫できる力を育むのにもっと時間とエネルギーを注ぐべきだとか,自分も境界知能の可能性があるかもとか(すぐ忘れるし)教育の立場から著者の行動や意見を検討することができてなかなかコスパのよい読書時間でした.薄いし,あまりエビデンスはないのですぐ読み切れます.2冊目も読んでみたいです.ただ,Amazonのレビューでもあったように,知的障害を持つ方々が犯罪者になりやすい(その逆もしかり)という誤解を招く恐れが非常にあるので(そういう読み方をする人が,私の想像より多くいるように思いました.ツイッターなどを見ていると.)著者はそのあたりをご存じかどうか心配です.