パーソナリティ

【心の安定】

関田一彦・渡辺正雄 編著『アクティブラーニングを活かした生徒指導』学事出版

アクティブラーニングを活かした生徒指導―協同学習の手法を取り入れた生徒指導のデザイン

アクティブラーニングを活かした生徒指導―協同学習の手法を取り入れた生徒指導のデザイン

 

渡辺先生は昨年度までカウンセラーとして私の勤務校にご在籍で,公私ともにお世話になり,生徒もたくさん救っていただき,真に尊敬している先生です。

関田先生のお話も,渡辺先生のつてで始まった勉強会でお伺いすることができ,感銘をうけました。

以下引用です。

p.33 相手の自己決定を促すための仕掛けや仕込みに知恵を絞るには相手の思考を辿ることが重要です。しかし、そのためには、また、自己の思考のリフレクションが必要となります。そういうことから、アクティブラーニングによる学級・学校崩壊の立て直しとは、教師一人ひとりの自己の再創造ではないかと考えるのです。
p.66 協働学習に取り組むということは、教師にとっても新しいチャレンジです。
 「自分の授業が変わった。」「楽しく授業ができるようになった。」ようやくそれを実感するところまできました。協働学習は、長年教師をやってきて一斉授業に限界を感じ、自分の指導力のなさやプライドを傷つけられた者にとっての起死回生の取り組みだと感じています。
 教材研究や授業の準備は大変です。ましてや自分たちの経験したことのない新しいことに挑戦しているわけですから。決して正解がそこにあるのではありません。また、正解は一つとは限りません。試行錯誤の繰り返しでしょう。しかし前向きな悩みは、嬉しいことです。次の授業をこう展開しよう。ここでこんなしかけを工夫しよう。授業改革によって自分が変わる。自分が変われば生徒も変わる。生徒が変われば学校が変わる。
 試行錯誤によって、自分のスタイルを作り出し、自分なりの協働学習を確立していきたいと思っています。これが教師の生きがいに通じるのではないでしょうか。(水嶋純作・壬生順次)
(引用ここまで)
ALや協働学習を学ぶまで,エンカウンターなど関係作りはLHRや行事でしかできないように捉えていました。学校生活の大半を占める授業で,協働性を育てないでどうする?!という問いが目から鱗でした。
3年前ALもどき?を小林先生の本を頼りに始めたときは,生徒がいきいきと動いて見えて,とても楽しく感じた時間が多かったのです。あれこれと授業のしかけを考えるのは,上記に引用したように前向きな悩みでした。また,前向きに試行錯誤ができるよう,『7つの習慣』を参考に,IDやモチベーション理論の力を借りながら,授業を楽しくよくわかって力の付くように実践できるよう研鑽を積みあげます。
【成績向上の手段】
模擬試験の成績が(過去比較でも)断トツに悪く,へこんでいます。教科の特性上,反復練習が必要で,宿題も毎日の授業の内容をその日にやる,という形で出しているのですが,提出率が悪く,効果はあまりないのかもしれません。