統計学を教えるのに

新課程は数学Ⅰで「仮説検定」の考え方,数学Bで「統計的な推測」を扱う,ということと,総合的な探究の時間の担当をしていて,目的に沿ったアンケートの作り方など,ちゃんと指導(というかアドバイス)できればいいなぁと思ったので,統計学を勉強する必要があるのです.大学時代にかじったけど,だいぶ忘れてしまった.あと2学期から現行過程の数Bの確率統計を初めて!教えるので,この際だから,実際に生徒が楽しんで取り組めるように教材化したい(っていうかそうなってるやつないかなー(^^;で参考書探してみました.よさげなものあげます.

自分の勉強のために.意味をつかむ.大上さんの本は別なものを持っているがなかなかすごい.引っかかるひとの思考を想像して丁寧に追っている.高学歴の人でこれができる人なかなかいない.「わかる」って難しい.いろんな人がいろんなこと言ってる.

数学的な背景をちゃんと.

心理統計とあるが,レビューを参考にするとよさそう.このシリーズの心理学研究法を古本で買って持っている.まだ全部読めてないが分かりやすく良い印象.

続き.

1冊目の問題集.

指導用と生徒用とあり.中学生からのバージョンもあり.これ使いやすそう.文科省総務省とか国立教育政策研究所,教職員支援機構などが作成した教材って結構使えます.民間の参考書はどうしても入試問題の攻略に傾いちゃうね.

昔の三省堂の教科書(指導書).

これもよさそう.

つまり,教科書で学んだことを,実際のデータで分析してみるとね…というのをやりたいわけですね.その逆とか.それを授業の「教材化」するのって結構大変.ワークシートをつくるのが一番いい.

一般向きの本は,事例は面白いんだけど前提知識が高校範囲を逸脱したり,到達地点も高すぎたりしてそのまま教材化するには手がかかる.たくさんあって選べない.

少しづつ買いそろえて,コツコツと勉強しよう.

今はとりあえずチャート式(青)を解いてます.

夏休みの数学

入試問題を1日1問と思って

 そして数Ⅲへ…(元ネタあり,歳がバレる)

この本,1問の解説に例題が3つ以上ついていて凄まじい詳しさ,というか問題の解法がどこからくるのかがしっかり書いてあるのでとても勉強になります.レベルは高いし計算はざっくり端折ってあるところもあるので注意.数Ⅲはじまったところです.とりあえずこの夏1日1問ペースではできたのでよしとするか.

夏休みの振り返りその1

インプット三昧.消化不良気味.

評価と指導の一体化についての教育センターでの研修.割と教え込むの好きな先生.若い.文科省とか中教審とかの文書とかテキストをなんであの精度でちゃんと読めるんだろう.でも文末の言い換えでいいよとか,指導資料に載っているのだけれど,それって何度読んでも何なのかよくわからない.それなら最初からそう作ればいいのに.

研修自体は上記のようなことも含め考えることは多かったです.主体的に学習に取り組む態度をどう評価すればいいのか.基準決めてそれを満たすかどうか.基準の作り方がすごく難しい.打ち合わせやったところで同床異夢のような気もする.評価基準をどう授業に組み込んでいくかは理解できた.上の生徒をほっとかないという視点が抜けてる.帰納好きな先生だった.Cの生徒がいるならそれを引き上げるために授業計画,デザイン自体を変える.まあ普段からやってますよーと言い切れるか??ラテフちゃん,またいじってみるか.

愛着障害についてのオンラインセミナー.講師はほんの森出版から著書を出されている和歌山大学の米澤好史先生.愛着障害については全く知識がなかったが,定義と概念から発達障害との見分け方,子どもへの接し方など具体的な技術まで丁寧に解説して下さった.

ただ,用意されたスライドの内容の半分もいかずに時間いっぱいになってしまったことと,スライドのフォント(一昔前の丸文字ギャルフォント風)と色使い(蛍光ピンクと紫って…)で集中力が文字の解読に注がれ,読解力を駆使せざるを得ず,肝心の講義への関心が途切れ途切れに…プレゼンの勉強をおすすめしたい.もったいない.ゼミの学生さんとか意見だしてあげてください.

発達障害の支援 宮城教育大学先生のお話.義務や特別支援を念頭においた内容だったので自分の職場の現状とはちょっと合わなかったが,哲学を学んだ感じがした.程度の差はあるけれど,それは他との比較であって,本人が今の環境の中でどの程度困り感があるかはこっちが勝手に判断してはいけないのだと思う.それにしてもよい(適切な)質問をするのって難しい.事前質問にお答えいただいたが,そもそも自分の質問がずれていたことに答えを聞いて気が付く.申し訳ない.

自殺予防のセミナー.これもオンラインに変更.Zoomのブレイクアウトルームを利用した参加者同士でのディスカッション付き.参加を悩んだけど,結果的にはとてもよかった.実は初めて(^^;保健所の方,SCの方,SSWの方,市役所の方と様々な立場の方がどのような発信をして,どのような業務に携わり,どのようなことに悩まれているのか,うすうすは感じつつも実際に生で(オンラインだけど)話を伺うと「あーあれかー」と思い至ることがあったり,全く知らないことがあるなど気づきはたくさん.うちの県は学校用教材を精神福祉センターが作成していたりと講師の先生曰く全国的にも進んでいるらしい.で,こういうの知らないわけ.私.きっとほとんどの先生も知らないのだよ.ゲートキーパー養成講座がコロナのせいで延期になっちゃったから,代わりにこの教材でも希望者あつめてやろうかなあ.ピアサポートのほうがいいかなぁ.

心の病気の支援研修.地元の精神科医の先生のお話.スライドがいきなり強烈な事例から入っていた.スライドがセリフ風でそれをなぞってお話して下さる感じ.スライド以上のものはあまりない.事前質問への解答を丁寧にやってくださった.(これもスライドにセリフが書いてあった.さらにあとで追加資料としてくださったのは先生が公演中にスライドにない内容をお話されたセリフのスライドだった(^^;

人の声で聴くと頭に入る割合が高くなるのは確かな気がするが,資料だけでも良かったかもという感じに思ってしまった.内容はほんと何度聞いてもいい,常に振り返っておきたい内容.お医者さんの視点ならではのこともあって有意義だった.

虐待防止の児童相談所との連携の研修会もあったのだがコロナで中止.オンラインにはできなかったのか.児相とぜひつながっておきたかったのだが.

本を少々.学校の図書館で買っていただいたものもある.

 また明日まとめておこう.

読書録2021

本読みにはまっています.編み物したいけど,始めるまでが長いなぁ.また編み本欲しくなる.

 

震災関連で読んだもの

 作業員の方々の生の声が聴けるのが良かった.菅直人総理の評価が最初から非常に低い.現場礼讃が強すぎる.

 この本,もっと評価されるべきだと思う.5年前で少し古いのと,福島愛がちょっと強いけど,技術的なことも作業の現場も政策としての原発の論点も非難がもたらしたものも網羅的に,客観的によくまとまっている.

前から読んでみたかったもの.

 組織論って,リーダーになるべき人が知っていればいいのかな,と触れてこなかったが,自分の属する組織の強みや弱みの把握,自分の行動を組織の枠組みから見直してみることも面白いし,道しるべになる,とこの本を読んで思った.40年くらい前に出た本だけど,日本企業の特質を見事に分析し,今日的な課題を言い当てている(イノベーションが起こせない).先見の明に驚くとともに,この指摘を活かせなかったのか?と失われた何十年かを思う.管理職は読んでいるよね?理論のフレームワークをもって,カリスマ経営者の著作物を読み直してみるといい.士官学校などの教育のシステムや内容に対しても客観的に批判している.なるほどと思うことが多い.

 齋藤環先生のインタビュー記事を読んで知った.本当の対話とは何かを感じさせてくれた.まだ理解はできていない(実践に移せそうもない)が,面談の根本が鍛えられた気がする.こちらは第一人者の論文を抜粋するとともに,オープンダイアローグについて初学者向けに解説した本.とは言っても,精神科医や心理職といった専門職向けなので,基本的な知識がないと本当の初心者は苦しいかも(巻末に用語集があります).私は苦しかった人です.でも可能性はたくさん感じることができました.環先生の熱意が伝わってきます.

 こっちはセイックラ先生の論文の翻訳.解決志向アプローチにも通ずるところがあって面白そう.まだちょっとだけ.

 

これまでの10年 これからの10年

これからは復興支援に関わっていきたい.

意識したわけではないが,やっぱり震災関連本を手に取ることが多くなりました.

備忘録

開沼さんの論説が好き. 

 いとうせいこうさんの本も何冊目かな 川内村の議員のおばちゃんが興味深い.

以下2冊は現在進行形. もっと原発の仕組みについて詳しく知りたくなった.1号機に水が全然入ってなかったとか,10年目の真実.20年目にはどうなっているのか…

廃炉ロボコンから人生の方向を決めた若者たち.鈴木茂和先生には陸上の大会でよくお世話になっています.(私が一方的に知っているだけですが)

 『廃炉図鑑』も立ち読みしたらすごく興味を惹かれた.『いちえふ』の作者の方のように関われたら…『死の淵を見た男』も実は読んでないし.図書館にあるだけ借りてこよう.

これまでの10年 これからの10年

これからは復興支援に関わっていきたい.

意識したわけではないが,やっぱり震災関連本を手に取ることが多くなりました.

備忘録

開沼さんの論説が好き. 

 いとうせいこうさんの本も何冊目かな 川内村の議員のおばちゃんが興味深い.

以下2冊は現在進行形. もっと原発の仕組みについて詳しく知りたくなった.1号機に水が全然入ってなかったとか,10年目の真実.20年目にはどうなっているのか…

廃炉ロボコンから人生の方向を決めた若者たち.鈴木茂和先生には陸上の大会でよくお世話になっています.(私が一方的に知っているだけですが)

 『廃炉図鑑』も立ち読みしたらすごく興味を惹かれた.『いちえふ』の作者の方のように関われたら…『死の淵を見た男』も実は読んでないし.図書館にあるだけ借りてこよう.

セガの基礎線形代数テキスト

恥ずかしながらslideshareのことも初めて知った.面白そうなコンテンツがたくさんありそうです.

で,テキストをザーッとみてみました.とても分かりやすく書いてあるおかげか,少し時間かけて読めばだいたい(言っていることは理解でき,計算が追えるというレベルで)できるかな,と思いました.大学での数学から離れて随分経ち,勉強も大してしてなかったのでドキドキして見たのですが,やはり実用的というか,数学科の数学とは趣がだいぶ違う感じです.分かりやすさもそこから来ているのかな.とにかく道具として使い倒す気迫を感じました.時間を作って趣味で楽しみたいと思います.

今日は空間内の点を平面や軸で対称移動させたら座標はどうなるか,仕組みを見つけてください!とやったら(時間はかかったけど)楽し気にやっていました.空間内の点を移動するというのがどうにも想像できない…という子もいたし,思わぬ子が先生役を買って出て説明しまくっていたりと「空間」に対する認知は生徒によってだいぶ違うなあと新たな発見です.「空間で平面に対称な点を考える問題とは何なのか存在理由が意味不明で,この問題って考える必要があるんですか」と半分切れ気味に質問?されたのですが言葉が出なかったです.「意味づけしなくていいよ」とか適当に言ってしまったような気がする.